第69回関東支部研究発表大会

公益社団法人日本放射線技術学会

第69回 関東支部研究発表大会

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演題番号: 2
松原 尚輝
信州大学 医学部附属病院 放射線部
冠動脈カルシウムスコアに管電圧と画像再構成法が与える影響
発表セッション : CT(臨床技術)
発表日 : 2022/12/3
発表時間 : 9:20~10:10
会場 : 第1会場(Leo Esaki メインホール)
2. 冠動脈カルシウムスコアに管電圧と画像再構成法が与 える影響
【目的】冠動脈カルシウムスコアは動脈硬化のスクリーニング 指標として用いられる.これまで当院ではSingle Energyの 120kVで撮影されたCT画像をカルシウムスコアに使用してきた が,近年患者被ばく線量の低減やコントラストの向上を目的とし て低管電圧撮影を行い,再構成法に逐次近似再構成法やDeep Learning再構成法(DLR)を用いる傾向にある.しかしこれまで低 管電圧撮影および再構成法がカルシウムスコア算出にどのよう な影響を与えるかの報告ない.本研究は低管電圧撮影と再構成 法がカルシウムスコアに与える影響を検証する.
【方法】カルシウムスコアは石灰化の最大CT値とボリュームをも とに算出される.本検討でもそれに従い,最大CT値とボリュー ムへの影響をそれぞれ検証する.最大CT値の検証には模擬石灰 化密度が20mgHA/cm3間隔で異なるファントム,ボリュームの 検証には密度が一定で模擬石灰化直径が1, 3, 5, 15mmと異な るファントムを用いる.GE社製Revolution CTを用い,70, 80, 100, 120kVと管電圧を変化させ撮影し,FBPにて画像再構成す る.さらに120kVで 撮 影した 画 像をAiSR-V40%とDLRのLow, Medium, Highの4種類で追加画像再構成する.これらの画像 を専用ソフトで解析し,カルシウムスコアと最大CT値またはボ リュームを比較する.
【結果】管電圧を変化させた場合,最大CT値は低電圧ほど上昇 し,70kVでは120kVの 約1.3倍 の 最 大CT値となった.またカ ルシウムスコアは約30%上昇する結果となった.ボリューム値を 比較すると低電圧ほど大きな値となり,70kVのカルシウムスコ アは120kVの約2倍の値となった.再構成法を変化させた場合 にはFBPを用いた画像での解析結果が最も高い値となった.これ らの結果より管電圧や再構成手法を変更することでスコアが大き く変動することが示され,定量性を担保するためには統一の撮影 条件で画像取得し,スコア解析に使用すべきであると考えられた.
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